My precious one Side Story

去年の年末辺りからYou Tubeでソロキャンプ動画を頻繁に見るようになりました

きっかけは向いの隣人はリモートワークをしてるのですが

休みのたびソロキャンプに出かけてるらしく、

帰宅するとキャンプ道具を干してるを見かけたのが始まりでした

巷でも空前のキャンプブームということもあり、私も子供の頃家族で行ったキャンプのことを思い出してみました



私は小学校2年生から3年生まで、父親の転勤で利尻島は鴛泊に住んでいました

転校してすぐ地元の子と仲良くなりましたが、同じ時期に転校してきた武田大輔くんと

親友になっていつも一緒に遊んでいたことが懐かしく思い出されました

私がまた父の転勤で稚内に戻ることになった時、武田大輔くんは堤防の先まで行って

船が見えなくなるまで見送ってくれてたといいます

武田くんはしばらく島にいて同級生の北風あさみさんと仲が良かったそうです

その後転校して道内に移ったと聞きました

大人になって2人が再び出会い結婚したというのを風の噂で聞いた時はとても驚きました


島での2年間、自然を相手に遊んでいたというのは贅沢だったと思います

記憶を辿ると小学校の裏山で遊んだり、夏には海で毎日遊んでいました

強烈に記憶に残ってるのは島でのおやつといえばウニだったことです

地元の子はウニを採って良いということで本当に毎日採って食べていました

採れたてのウニを石で割って食べたり火を起こして焼いて食べたりしてたのですが

好みにもよりますが、焼きウニは絶品です

最北端の夏は短く海水浴するにも火を起こさなければ海に入れません


まず、私たちは海に行くと流木やら新聞紙を拾い集めます

だいたいが乾燥してるのでよく燃えました

身体が温まってから海に入るのですが、今から考えると海女さんみたいです

ウニにも種類があり馬糞ウニとムラサキウニが採れます

味は大味ですがムラサキウニは通称ノナと地元では言っていました

とても希少で採ったらヒーロー扱いです

獲ったウニはへそから水を抜いて火に焚べます それも大胆に火に焚べてしまいますが

へそは上に向けたままです

最初へそから水が蒸発して泡が立ってきますが、まだ食べどきではありません

しばらくしてへそから煙が立ってくると、ウニの中が焼けてきた証拠です

それでもまだ食べごろではありません

そこから外殻の棘が焼け落ち、外殻が炭っぽく白く焼けるまで待ってから取り出します

取り出した後、石で外殻の棘をこそげとり割ってみると綺麗なオレンジ色した身がほっこり出てきます 夏なのにハフハフしながら食べる香ばしい焼きウニの味は絶品で何個でも食べてしまいます

当時焼けば何でも美味しくなると思ってたので、終いにはポテトチップスを焼いて食べてました



島でキャンプをした時のことです

利尻富士登山口の麓にはバンガローがあり主に登山者が使うキャンプ場があります

しかし私は浜辺でキャンプをした時のことが印象に残っています

キャンプといえばキャンプ飯を作るのが一番のイベントでしょう

昼のうちに採ったウニのへそを押し込んで水抜きした後

石でかち割り身をザルにあつめます

その身を海水でよく洗うのですが、麓のキャンプ場では出来ない作業です

浜辺でキャンプをする意味はこういうことでした

その身をどうするかといえば、親子丼というのか柳川風というのか分かりませんが

ウニの卵とじ地元の漁師風が出来上がりました 

それを飯ごうで炊いたご飯の上にかけて食べたウニの卵とじの味は最高で忘れられません


島での生活は子供たちは楽しんでましたが、母はそうでもなかったようです

ストレスで胃潰瘍になり身体を壊してしまいました

転勤族の父は4年くらい島で暮らす予定だったそうですが、母の身体のこともあって2年で

稚内に引き返すこととなりました








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Takuji Otsuka|アート、写真家、コンセプチュアルアート、20世紀写真

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